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        月刊 茶 茶 茶 《さ・て・ちゃ》

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                          2003.09.17号

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◆もくじ
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 ◇今月のおすすめ 『紅茶 雲南金芽/黒茶 皇帝プーアル』
 ◇コラム 『アオブダイ』
 ◇編集後記

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◆今月のおすすめ 『紅茶 雲南金芽/黒茶 皇帝プーアル』
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葉が同じ雲南の大葉種のお茶なので、雲南金芽3:皇帝プーアル2の
割合でミックスするとおいしい飲み物になります。お試しください。

中国茶.com 雲南金芽紹介ページ(↓)
 http://www.chugoku-cha.com/hong/jinya.html
中国茶.com 皇帝プーアル紹介ページ(↓)
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◆コラム 『アオブダイ』
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この夏休みに石垣島に行った方が、観光情報誌を持って遊びにきてくれ
ました。船で無人島まで行ったり、ダイビングをしたり、釣りをしたり
と、思いきり夏を楽しんできたようです。サンゴ礁が温暖化の影響を受
けているという問題もあるようですが、エメラルドグリーンの海は、や
はりきれいだったそうです。

「いいな、行きたいな。けど、歳だし、あまり遊べないかな。」と言っ
たら、「大丈夫、遠浅で波もおだやかなので、シュノーケリングは楽し
めますよ。」とすすめてくれました。海を覗くと、すぐそこに熱帯魚が
泳いでいるのが見えて、夢中になって眺めていると時間の経つのを忘れ
てしまい、おかげで背中が日焼けしてしまったと笑っていました。

食べ物も、石垣牛のステーキや、値段は高いけれどヤシガニがおいしか
ったそうです。地ビールの石垣島ビールもけっこういけたと言っていま
した。「魚はこんなのが釣れますよ。」と情報誌の写真の載っているペ
ージを見せてくれました。

そこでわたしの目を引いたのは、海の色にも負けない、エメラルドグリ
ーンのといっていいような緑色の魚でした。「イラブチャー」と呼ばれ
るその魚は、「ブダイ科の魚で、頭のコブが特徴で、きれいな青色をし
ている。刺身やフライで食べる。」という説明が書いてありました。

早速図鑑で調べてみました。特徴にぴったりの魚がいました。「アオブ
ダイ」です。「動作がゆっくりしているので、潜水して突くことができ
る、ただ、食用にするにはやや水っぽい」と書いてありました。どうな
のでしょう。刺身で食べたか、おいしかったかどうか、残念ながら聞き
忘れてしまったので、今度いらした時に聞いてみましょう。

ついでに「アオブダイ」は、全身がまっ青で、頭の先端が出っ張り、歯
も鳥のくちばしのように出っ張っているため、英語では「青いオウムの
ような魚」(Blue Parrot Fish)というそうです。たしかにそう言われ
れば、オウムに似ています。

緑色の魚だ、すごいと思ったのに本当は青いのだと知ってがっかりして
しまいました。写真のせいで、あるいは印刷のせいで、緑色になってし
まったのでしょうか。本物を見たことがないのでなんとも言えません。

でも、どこかで見たことのある魚だと思いました。そうです。それは、
奄美大島に移り住んで、紬工場で働きながら絵を描いた画家、田中一村
の作品にありました。

彼の絵は最初テレビで観たのですが、びっくりしました。奄美の植物、
アダンの木とかビロウ、ソテツとか、ダチュラやクワズイモなどが、画
面いっぱいに、実にのびのびと華やかに、そして同時に静かに寂しく描
かれています。ここでの緑は圧倒的です。浸ってしまうと言う感じの、
くっきりした緑色もあり、淡い若草色もあり、濃い墨色の緑もあります。

それにアカショウビンとかアカゲラやミミズクなどの鳥が、孤高に、で
も少し愛嬌のある表情とポーズで加わり、蛾のような貝のような蝶が花
に止まっています。

奄美の自然が、するどい観察と、徹底した写実で描かれているのですが、
どこか現実離れした印象で、まるで夢を見ているようでもあり、おおら
かでやさしく、わたしは自分が女の子にもどったように感じました。

そして、突然といったように、荒々しく、でもひっそりと、色鮮やかで
グロテスクな魚やエビの絵がきます。その中の一枚に、熱帯魚三種とし
て、画面いっぱいに魚が三尾並んでいます。その時には魚の名前には関
心がなくて気にしなかったのですが、編集部の調べた名前では、奥から
アオブダイ、シマタレクチベラ、そして一番手前にスジブダイが描かれ
ています。

改めて作品集を見てみましたが、このアオブダイは青色ではありません。
むしろスジブダイがエメラルドグリーンのきれいな青色で描かれていま
す。アオブダイは深い緑色が強く、頭部は茶色で、目の周りと顎にかけ
て稲妻のように黄色が走っています。そして深い緑色が尾に向かって次
第にくすんだ黄緑色になり、尾びれは元のほうが黄色の地に小豆色で、
先が黒くなっています。

こうして細かく見ていたら、尾はまるでタイ焼きの尾のようですし、鱗
の描かれた体はまるでパイナップルの実のようです。たしかにのそっと
はしていますが、ちょっとひょうきんな魚だと、おかしくなりました。
横道にそれましたが、色にもどりますと、青くなるのはアオブダイのオ
スだといいます。ではこれはメスでしょうか? それともやはりこれも
写真のせいでしょうか? 残念ながらこれも本物の絵を見てないので、
わかりません。

例によって「ミドリ、ミドリ」と思いながら過ごしていたら、9月2日
の朝日新聞の夕刊に、「火星とオーロラ 天空の調べ」として、フェア
バンクス郊外で,写真家の八板康麿さんの撮影した写真が載っていまし
た。そして「南の低空に赤く輝く火星と、風に翻る緑のカーテンのよう
なオーロラが幻想的な風景を見せた。」とキャプションがありました。

オーロラは本当に素晴らしい緑色と思って見たのですが、火星は赤くあ
りません。黄色の球体に橙色の点々で縁どられています。ということは、
オーロラの緑色も、もしかしたら違う色かもしれないと、不安になりま
した。新聞に印刷された時に変わってしまったのかもしれません。しか
し、このキャプションをつけた記者は、本物の写真を見ているはずです
から、きっと緑色なのだろうと思うことにしました。

昔は中国や日本では青と緑を区別しないで、一様に青と言っていました
が、そのこととを別にしても、この目で本物を見るまでは、その色が緑
なのか青なのか、はっきり言い切れません。そして、実際にわたしが本
物を見て何色と断言したところで、他の人が見たら違うかもしれません。
困ったことです。でも、どちらでもいいような気もします。

ご存じのように、植物の葉にはクロロフィル(葉緑素)という緑色の色
素が含まれているので、木の葉も草の葉も緑色です。春の新芽のころの
黄緑色から、夏の濃い緑色まで、緑の色とりどりも眺めてあきません。

緑といえば、我が家では皆、ほうれんそうや小松菜、ブロッコリーやグ
リーンアスパラなどの緑野菜は好きですし、枝豆や空豆など緑の豆も好
きですが、なんといってもネギ、セリ、紫蘇など、緑の濃い、薬味にな
る野菜が大好きです。パセリ、クレソン、バジルなども、飾りではなく
おいしく食べるものです。人参や大根の葉っぱも細かく刻んで食べます。

生まれて間もない子どものことを「若子(みどりご)」と言います。木
の若芽のことを「みどり」ということからきていますが、この「みどり」
は色ではなく、若くてみずみずしいことをあらわしています。「緑の黒
髪」のみどりも、緑色ではなくて、伸びのいい、黒くてつやのある、
「若い」女性の髪のことです。

ちょっと季節外れですが、わたしの大好きな料理のひとつに「若竹汁」
があります。ゆでたタケノコの穂先のほうを輪切りにし、もどしたワカ
メとともにすまし仕立てにします。そしてそっと木の芽をのせます。こ
れはどれもその年の春の若さをいただいているわけですね。

ちなみに薬味系統の緑の代表としては、なんといっても一番は山葵です。
もう、一本の生ワサビを見ているだけで幸せになれるのですが、もちろ
んおろしていい香りをかぐのは好きですし、そのツンとする辛さを刺身
につけて、、、ああ、たまりません!

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◆編集後記
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阪神が応援してくれたおかげで横浜勝てました。ありがとう。でも、勝
った瞬間に忘れられたと思うけど。
                             (KAORU)

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   月刊 茶 茶 茶 《さ・て・ちゃ》 2003.09.17発行号
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◇責任編集 森 かおる
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