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        月刊 茶 茶 茶 《さ・て・ちゃ》

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                          2004.01.24号

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◆もくじ
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 ◇今月のおすすめ 『青茶 文山包種』
 ◇コラム 『朝茶』
 ◇編集後記

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◆今月のおすすめ 『青茶 文山包種』
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台北郊外の坪林(ぴんりん)で採れた茶葉を、名人が製茶した、本物の
文山包種茶です。優雅で清楚な中国茶をお楽しみください。

中国茶.com 文山包種茶紹介ページ(↓)
 http://www.chugoku-cha.com/jin/wenshan.html

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◆コラム 『朝茶』
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「ふくらはぎは第二の心臓って言われるでしょう?」と聞かれたことが
あります。私はそういうことに疎くて、知りませんでした。その方は品
のある方なので、決して「えー、知らないのー?」とあきれたり、バカ
にしたりはしませんでしたが。当然知ってる、と思っていたようです。
昔からそう言われているのかと思って気になりました。

故事ことわざ辞典では見つかりませんでした。調べていって、昔から言
い伝えられた言葉ではなく、ふくらはぎの重要性に注目したある医師の
言葉だとわかりました。20年以上治療や指導をしていて、本も出ている
ので、健康に関心のある人の間では常識になっていたらしいのです。

わりあい最近のこと、と思いましたが、どうも時間の感覚が違うという
か、あきらかに私は時代に遅れているようです。今は「十年一昔」では
なく「五年一昔」が当たり前のようです。最近はパソコン製品の持ち年
数から来ているのか、三年でもう古いといわれるとか。二十年も続いて
いればことわざに近いものになってしまうのかもしれません。

さて、故事ことわざ辞典を取り出したついでに、すこし頭のほうから読
んでいたら、「朝茶は七里帰っても飲め」とありました。おやおや、お
茶に関する言い伝えなのに知りませんでした。茶どころ静岡では、あま
りにも当たり前に、いつでもお茶を飲んでいたので、言われなかったの
かもしれません。

その説明は「朝茶を飲むのを忘れて旅立ちをしたら、七里の道をもどっ
てでも飲むべきである。朝茶を飲めば、その日の難を逃れるという俗信。
よって、必ず飲むものであるという意」とあります。そして、参考表現
として、「朝茶はその日の難のがれ」とか「朝茶は福が増す」とか
「朝茶は三里行っても飲め」などと出ています。

いつの時代から言われるようになったことわざかわからないのですが、
七里とか三里とか言っていますので、メートル法の前から言われていた
のは確かでしょうが、でも、毎朝お茶を飲むのが普通になったのは、そ
れほど昔のことではないので、江戸のころでしょうか。

私はほとんど一日も欠かさず、朝茶を飲んでいるのに、体調も崩すし、
困ったことも多く起き、辛い時も悲しい時もあります。とても難を逃れ
ているとはいえない日々を送っていますが、、、 いやいや、贅沢を言
っちゃいけません。もしもお茶を飲んでいなかったら、とうてい耐えら
れないような、もっと悲惨な目に会っていたのかもしれないです。はい、
やはり飲んでいてよかったです。いえ、わかっています、ほんと、毎日
好きなお茶をおいしく飲めるのは、かなり贅沢なことです。

先日、朝早くでかける用事があって、それこそ朝茶を飲みながら、ラジ
オの天気予報や交通情報を聞いていたのですが、6時20分ころ、なんと、
「東海道線は、小田原で人身事故のため、現在運転をみあわせています」
と言うのです。ここ大磯は電車は東海道線一本しかないのです。地下鉄
などもちろんありません。困ったなと思っていたら、娘が「でも、電車
通ってるよ?」と言います。

そう、たしかに電車が通る音がします。我家は東海道線の線路が近いの
です。今ではすっかり慣れてしまいましたが、引っ越したばかりはうる
さくて、大変気になりました。「どうですか、もう慣れましたか」とき
かれて「電車の音が、、、」と答えたものです。そしたら「でも、慣れ
れば、いいもんだよ。昔は、ああ、あの電車でお父さんが帰って来たっ
てわかったもんだよ」と言われましたが。

「じゃあ、もう動いたのかしら」と、思って出かける支度を続けていた
ら、55分ころにもう一度交通情報がありました。あいかわらず「東海道
線は運休しています」と言っています。じゃあ、今通過した電車はなん
なの、と思いつつ、とにかく家を出ることにしました。事情が事情だか
ら遅れても仕方ない、先方には連絡すればいい、とか考えていたら、
「東海道線は34分に運転を再開しました」と聞こえてきました。

情報を知らないで駅まで行って待つのも大変だけど、情報に振り回され
るのも、なんだかバタバタ落ち着かないものです。結局、寒いホームで
10分ほど待ち、約束の時間に20分遅れくらいで着きました。

ラジオでは人身事故としかわからなかったのですが、その日の夕刊に事
故のことが出ました。
「駅で人身事故 東海道線遅れ」の見出しで、小見出しが「小田原、
男性死亡」。本文は「19日午前5時55分頃、神奈川県小田原市栄町一丁
目のJR東海道線小田原駅で、男性が、出雲市発東京行き寝台特級列車に
はねられ、まもなく死亡した。JR東日本によると、この事故で東京ー平
塚間で上下2本が運休、同8本が最大30分遅れ、約2300人に影響
した」と書かれていました。

人身事故を国語辞典で引くとこうあります。「電車・自動車などが歩行
者などをはねとばして、怪我をさしたり、殺したりした事故」。つい最
近、身内が車とぶつかり怪我をしたばかりだったので、そうだ、たしか
に自動車の場合はそうだと思いましたが、「殺したり」にはぎくっとし
ました。

死亡の男性が何歳くらいの人か、駅での事故というけれど、あやまって
ホームから落ちたのか、自ら飛び込んだのか、詳しいことはわかりませ
ん。翌日続報を探しましたが、出ていません。「人身事故の扱いなんて
そんなものですよ」と、人身事故のせいで電車が運休になったり、遅れ
たりをもう何度も経験している人は言います。

「だってほとんど毎日といっていいくらい起きてるでしょう。死んだ人
には気の毒だけど、影響を受けるほうは、実際、たまったもんじゃない、
いい迷惑ですよ」と続けます。正直な感想のようです。「それに、あれ、
後片づけが大変らしいですよ」とか気味悪いことも言っていました。

小田原駅で死んだ男性は朝茶を飲んだのかしら?

夕刊の記事のすぐ上には「飛び降り心中か 千葉で男女死亡」という見
出しがありました。死ぬつもりの人は朝茶を飲まないかしら? たとえ
飲んでも、効かないでしょうね。難を逃れるために死を選んだんでしょ
うから。

今年になってすでに何人が自ら命を断っているのでしょうか。良い年に
なりますように、ご多幸をお祈りします、と年のはじめのご挨拶をかわ
したばかりだというのに。
昨年自殺者の数が3万人を越えたと報道されました。今年はもっと増え
るような気がする年の初めって何でしょうか?

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「色いろいろ」は前回で一応終わりにしましたが、心残りが二つあります。
一つは、「なぜ色が艶の意味で使われるのか、恋愛にかかわることを色
というのか」という謎です。これはすこし時間をかけて考えてみたいの
で、また改めてということにします。

二つ目は、「茶色の語源」です。これに関しては、早速メールをいただ
いたりもしました。ここで改めてお礼申し上げます。ありがとうござい
ました。最も有力な説は、茶染めの色、つまり茶葉を煎じて布を染める
と茶色になることから来ているという説です。茶の木がもっているタン
ニン酸の色、茶渋の色が茶色だということです。

ただもう一つ、釜炒り製法で作られた古来のお茶の色から来ているとい
う説があります。現在でも番茶やほうじ茶はたしかに茶色です。日本茶
が緑色の煎茶になったのは比較的新しく、約270年前のことです。蒸す
ことで茶葉の緑色を残す青製煎(せん)茶法と呼ばれる製法を、京都の
永谷宗園が、十五年に及ぶ苦心の末にあみ出しました。

当時は抹茶がもてはやされていましたが、庶民はまさに茶色の煎じ茶を
飲んでいたそうです。まあ、茶染めの液を飲んでいたわけですから、こ
れは別の説というよりも、茶色の語源としては同じと考えていいのでは
ないかと思います。

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◆編集後記
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Jリーグも2004年のシーズンに向けて各チームが動き始めました。今年は
アテネオリンピックもあり楽しみです。
                             (KAORU)

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   月刊 茶 茶 茶 《さ・て・ちゃ》 2004.01.24発行号
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◇責任編集 森 かおる
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